第151章

祝宴の大広間。

周囲の招待客たちがざわめきながら集まってくる中、島宮奈々未は壇上に立ち、微動だにしなかった。

古田静は身をよじって泣き叫んでいた。

「私の子が……! 島宮奈々未、あんたは人殺しよ! まだ生まれてもいない子に手を下すなんて、血も涙もない悪魔!」

騒ぎを聞きつけ、渡辺芳美と丹羽家の分家の面々も駆けつけてきた。

「一体どうしたというの」

人垣を掻き分けて進み出た渡辺芳美は、古田静の足元に広がる血の海を目の当たりにし、言葉を失った。

親戚の叔父たちは、激昂して島宮奈々未に非難の矛先を向けた。

「この毒婦め! なぜそこに突っ立っている! 血が通っていないのか!」

「義...

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